リニアブッシュ

リニアブッシュを販売する通販サイトです。直線運動を滑らかにサポートする軸受部品で、ストレート・フランジ・クランプレバー付き・ハウジング型など多様なタイプをご用意。内径・長さ・材質も豊富なバリエーションから選べます。

リニアブッシュとは、円筒シャフト上をスムーズに直線運動するための軸受です。ボールとシャフトは点接触のため最小の摩擦抵抗で滑らかな直線運動を実現します。シャフトとブッシュのシンプルな構成で、コンパクトかつ低コストな直動機構を構築できます。リニアブッシュは搬送装置、自動機、ロボット等、幅広い産業分野で採用されています。

リニアブッシュの特長・用途

リニアブッシュの主な特長

  • コンパクト設計:シャフトとブッシュのシンプルな構成で、省スペースな直動機構を実現
  • 低摩擦・スムーズ動作:点接触により最小の摩擦抵抗のため、滑らかな直線運動が可能
  • 経済的:リニアガイドと比較して部品点数が少なく、コストを抑えられる
  • 取り付けが容易:シャフトを固定するだけのシンプルな構造で、組み立てが簡単

リニアブッシュの主な用途

  • 搬送装置のスライド機構
  • 自動組立機のワーク搬送
  • 産業用ロボットの直動部
  • 食品機械の搬送ライン
  • 印刷機のヘッド移動

リニアブッシュの選び方のポイント

最適なリニアブッシュを選ぶためには、以下のポイントを確認しましょう。

1 シャフト径

シャフト径は負荷容量と剛性に関わります。3mm〜50mmの範囲があります。 小型軽量の用途には6〜12mm、中荷重には16〜25mm、 重荷重には30mm以上を選定します。 シャフト径が大きいほど負荷容量は増えますが、重量とコストも増加します。

2 精度等級

リニアブッシュの精度は、シャフトとの隙間(クリアランス)で管理されます。

  • 標準クリアランス:一般的な用途、適度なクリアランスで滑らか
  • 調整クリアランス:高精度用途、クリアランスを最小化

精度が必要な用途では、シャフトの真直度(0.05mm/m以下)も重要です。

3 シャフトの材質と表面処理

シャフトは高周波焼入れした炭素鋼(SUJ2等)が一般的です。表面硬度HRC56以上、表面粗さRa0.4以下が推奨されます。 ステンレスシャフト(SUS440C)は耐食性が必要な環境で使用します。 硬質クロムメッキで耐摩耗性を向上できます。

4 シールの有無

シール付きブッシュは、グリースの漏れを防ぎ、異物の侵入を防止します。

リニアブッシュの種類別比較

リニアブッシュは形状と取り付け方法により主に3つのタイプに分類されます。 それぞれの特徴を比較して、用途に最適なタイプを選びましょう。

タイプ 構造 取り付け方法 メリット デメリット おすすめ用途
標準型(ストレート型) 円筒形状のシンプルな構造 ハウジングに圧入または接着剤で固定 ・シンプルで低コスト
・豊富なサイズラインナップ
・軽量コンパクト
・取り付けにハウジングが必要
・位置決めに工夫が必要
一般的な搬送装置、自動機、ロボット
フランジ型 外周にフランジが付いた形状 フランジ部をボルトで直接固定 ・取り付けが容易(ボルト締結)
・位置決めが正確
・ハウジング不要
・標準型よりやや高価
・フランジ分のスペースが必要
メンテナンス頻度が高い装置、省スペース設計
インロー型 外周に位置決め用の溝がある形状 溝にキーやピンで位置決めして固定 ・回り止め機能付き
・精密な位置決めが可能
・取り付け・交換が容易
・専用ハウジングが必要
・標準型よりやや高価
高精度位置決め、回転モーメントが大きい用途

リニアブッシュの用途別おすすめ

使用環境や目的に応じて、最適なリニアブッシュをご提案します。

搬送装置・コンベア

推奨タイプ:ボールブッシュ標準型、シャフト径16〜25mm

理由:ワークや製品の搬送には、耐久性とコストパフォーマンスのバランスが重要です。 標準型のボールブッシュで十分な性能が得られ、メンテナンスも容易です。 荷重が大きい場合は、シャフト径を太くするか、ブッシュ数を増やします。

材質:炭素鋼シャフト(高周波焼入れ)、標準シール付き

産業用ロボット・自動機

推奨タイプ:ボールリテーナ型、シャフト径10〜20mm

理由:高速往復動作と静音性が求められる用途では、ボールリテーナ型が最適です。 ボール同士の接触音がないため、クリーンで静かな作業環境を実現します。 軽量化が必要な場合は、小径シャフトとアルミ製ブッシュハウジングを検討します。

材質:高周波焼入れシャフト、ボールリテーナ型、低発塵グリース

印刷機・プリンター

推奨タイプ:ボールリテーナ型、シャフト径6〜16mm、高精度

理由:印刷ヘッドの移動には、高精度と静音性が求められます。 ボールリテーナ型で滑らかな動作を実現し、印刷品質を向上させます。 シャフトの真直度と表面粗さが印刷精度に影響するため、高精度品を選定します。

材質:高精度シャフト(真直度0.03mm/m)、ボールリテーナ型

リニアブッシュの取り付け・組立の注意点

リニアブッシュを実際に取り付けしたり、組立を行う場合の注意点です。

  • シャフトの圧入・固定は過度な力を避け、均等に行うようにしましょう。
  • ハウジングへの圧入は温度差(冷やす/温める)を利用すると精度良く挿入することができます。
  • シール面の傷は寿命を大幅に低下させるため、清浄な作業環境で組付けを行うようにしてください。

リニアブッシュのよくある質問(FAQ)

Q. リニアブッシュとリニアガイドの使い分けは?

A. リニアブッシュは円筒シャフト案内で、コンパクトかつ経済的です。 リニアガイドはレール案内で、高精度・高剛性が特長です。 精度要求が緩く(±0.1mm程度)、コストを抑えたい場合はリニアブッシュ、 高精度(±0.01mm以下)や高剛性が必要な場合はリニアガイドを選定します。 中荷重・中精度の用途では、両者のコストと性能を比較検討します。

Q. リニアブッシュの寿命はどのくらいですか?

A. 寿命は負荷条件、速度、潤滑状態により大きく変わります。 適切なグリース潤滑下では、走行距離で数千km〜数万kmが目安です。 定格荷重に対して実荷重が小さいほど寿命は長くなります。 メーカーカタログの寿命計算式を用いて、条件に応じた寿命を概算できます。 定期的なグリース補給が寿命延長の鍵です。

Q. シャフトの真直度はどの程度必要ですか?

A. 一般的な用途では、真直度0.1mm/m以下が推奨されます。 高精度用途では0.05mm/m以下、超精密用途では0.03mm/m以下が必要です。 真直度が悪いと、ブッシュに偏荷重がかかり、摩耗や異音の原因になります。 シャフトの取り付け時は、サポート間隔を適切に設定し、たわみを防ぎます。 長尺シャフトでは、中間サポートで真直度を維持します。

Q. グリース補給はどのようにすればよいですか?

A. グリース補給口(グリースニップル)付きのブッシュでは、 グリースガンで定期的に補給します。補給頻度は使用条件により異なりますが、 一般的には500〜2000時間ごとが目安です。 シール付きの密封型ブッシュは、初期グリース封入で長期メンテナンスフリーです。 ただし、寿命が来たら新品に交換します。

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