ご利用上の注意
・本ページの物性値・特性情報は、JIS・ISO・ASTM等の公的規格およびメーカー技術資料を参照した参考情報です。実際の材料選定・使用にあたっては、必ず材料メーカーの公式データシートをご確認の上、専門家にご相談ください。
・本データベースは、設計・開発段階での材料比較・選定にお役立ていただけるよう、幅広い材料の物性情報を掲載しています。図面加工のご依頼やおすすめ材料のご提案は、お気軽に
お問い合わせください。
※ 本ページに記載の商標は各社の登録商標または商標です。Inconel®, Monel®は Special Metals Corporation、Hastelloy®は Haynes International, Inc.、Vespel®, Kapton®, Kalrez®, Kevlar®は DuPont、Delrin®は TJC、Teflon™, Viton™は The Chemours Company、ジュラコン®は ポリプラスチックス株式会社、MCナイロン®は 三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ株式会社の商標です。
規格
材料としての特徴
- トウモロコシなど植物由来の生分解性プラスチック
- 産業堆肥化条件で生分解
- 3Dプリント(FDM)での使用が容易
- 剛性が高く、ABS・PSに類似した機械的性質
- 透明から不透明まで着色可能
主な用途
- 3Dプリント試作・ホビー用途
- 使い捨て食器・カトラリー
- 食品包装フィルム
- 農業用マルチフィルム
- 縫合糸・医療用インプラント
材料選定のポイント
環境配慮・サステナビリティが重視される製品に適する。耐熱性が低く(約60度)、脆いため構造部品には不向き。家庭環境では分解しないため、産業堆肥化施設での処理が前提。
この材料のメリット・デメリット
※ 以下は一般的な特性に基づく参考情報です。実際の性能は製造条件・使用環境により異なる場合があります。
メリット
- 植物由来のバイオプラスチック
- 生分解性がある
- 透明性に優れる
- 成形性が良好
- 3Dプリント適性に優れる
デメリット
- 耐熱性が低い(55℃程度で変形)
- 耐衝撃性が低い
- 生分解条件が限定的
- 吸湿による劣化
- 長期使用には不向き
PBS
柔軟性
ポリブチレンサクシネート。生分解性で柔軟
代替時のメリット: PLAより柔軟、フィルム用途に適する
代替時の注意点: 強度・剛性がPLAより低下
PHA
海洋生分解
微生物産生ポリエステル。海水中でも分解
代替時のメリット: 自然環境で完全分解、海洋プラ問題対応
代替時の注意点: コストが約5-10倍(市場価格目安)
バイオPET
耐久性
植物由来原料を使用したPET
代替時のメリット: 耐熱性・耐久性が大幅向上、リサイクル可能
代替時の注意点: 生分解性なし、植物由来は一部のみ
機械的性質
| 項目 | 値 | 条件 | 出典 |
|---|
| 引張強さ | 53 MPa | ASTM D638 | — |
| 伸び | 6 % | — | — |
| ヤング率 | 3.5 GPa | — | — |
熱的性質
| 項目 | 値 | 条件 | 出典 |
|---|
| HDT | 55 °C | 0.45 MPa | — |
| ガラス転移温度 | 60 °C | — | — |
物理的性質
加工性
| 成形条件 | Injection molding: 180–220°C, 3D printing: 190–220°C |
|---|
規制適合
| RoHS | ○ |
|---|
| biodegradable | ○ |
|---|
| compostable | ASTM D6400 |
|---|
注意事項
- バイオマス由来の再生可能資源 (Bio-based renewable resource)
- 生分解性・堆肥化可能 (Biodegradable/compostable)
- 常温で脆い (Brittle at room temp)
- 3Dプリント・使い捨て包装用途
出典