C3604 (快削黄銅)
Free-Cutting Brass / CuZn36Pb3 / GB HPb59-1
規格
| JIS | C3604 |
|---|---|
| EN | CW614N |
| GB/T | HPb59-1 (GB/T 4423) |
材料としての特徴
- 被削性指数100を基準とする最も切削しやすい金属材料
- 鉛添加により切りくずが細かく分断され、自動旋盤加工に最適
- 黄銅色の美しい外観で装飾性にも優れる
- 耐食性が良好で、大気・淡水環境で使用可能
- 導電性は純銅より劣るが、加工コストとのバランスで有利
主な用途
- 精密ねじ・ナット・ボルト
- バルブ・継手・配管部品
- 電気部品・端子・コネクタハウジング
- 時計部品・カメラ部品
- 装飾金具・建築金物
材料選定のポイント
自動旋盤での大量生産部品に最適。RoHS対応が必要な場合は鉛フリーのC3602やC3771を検討。より高い強度が必要なら高力黄銅、海水環境ではアルミニウム青銅を選択。はんだ付け性はC2801(真鍮)の方が良好。
この材料のメリット・デメリット
※ 以下は一般的な特性に基づく参考情報です。実際の性能は製造条件・使用環境により異なる場合があります。
メリット
- 被削性が金属中最高(基準値100)
- 自動旋盤での量産に最適
- 良好な耐食性
- 装飾性のある外観
- 適度な導電性
デメリット
- 鉛含有でRoHS非対応(標準グレード)
- 強度は高くない
- 海水には弱い(脱亜鉛腐食)
- 溶接性が悪い
- 高温で強度低下