PA6-GF30 (ガラス繊維強化ナイロン6)
Nylon 6 + 30% Glass Fiber
規格
| ISO | ISO 1874-1 |
|---|
材料としての特徴
- ガラス繊維30%配合により非強化PA6の約2.5倍の強度を実現
- 熱変形温度が大幅に向上し、より高温での使用が可能
- 線膨張係数が金属に近づき、寸法安定性が向上
- 剛性と耐クリープ性が大幅に改善
- 表面硬度が向上し耐摩耗性も改善
主な用途
- 自動車エンジンルーム部品(インテークマニホールド、ラジエータータンク)
- 産業機械の構造部品・ハウジング
- 電動工具のハウジング・ギアケース
- 金属代替の高強度構造部品
- ファン・インペラなどの回転部品
材料選定のポイント
金属部品からの軽量化を図りつつ高い剛性と強度が必要な場合に最適。非強化ナイロンでは強度や耐熱性が不足する用途で選択。ただし、衝撃強度は非強化品より低下するため、衝撃荷重が大きい場合はPA66-GF30やPBT-GF30も検討。吸湿による寸法変化に注意。
この材料のメリット・デメリット
※ 以下は一般的な特性に基づく参考情報です。実際の性能は製造条件・使用環境により異なる場合があります。
メリット
- 非強化品の約2.5倍の強度
- 熱変形温度が大幅に向上(200度)
- 線膨張係数が金属に近い
- 剛性と耐クリープ性が優れる
- 金属代替による軽量化が可能
デメリット
- 衝撃強度は非強化品より低下
- 吸湿による寸法変化・強度低下
- 繊維配向による異方性
- ウェルドライン部の強度低下
- 摺動特性は非強化品より劣る