SUS321 (チタン安定化ステンレス)
321 / Ti安定化オーステナイト / 18Cr-10Ni-Ti
規格
| JIS | SUS321 |
|---|---|
| ASTM | A240 321 |
| UNS | S32100 |
材料としての特徴
- Ti添加で粒界腐食を防止
- 溶接後の粒界腐食に強い
- 高温での長時間使用に適する
- SUS304の高温版
- クリープ強度に優れる
主な用途
- 航空機排気系
- 熱交換器
- 高温配管
- 焼成炉部品
- 膨張継手(ベローズ)
材料選定のポイント
SUS304/316Lでは高温で粒界腐食が懸念される場合に選択。溶接後の熱処理が困難な場合に有効。
この材料のメリット・デメリット
※ 以下は一般的な特性に基づく参考情報です。実際の性能は製造条件・使用環境により異なる場合があります。
メリット
- 粒界腐食に強い
- 溶接後の熱処理不要
- 高温長時間使用可能
- クリープ特性良好
- 加工性はSUS304と同等
デメリット
- SUS304より高価
- 低温での靭性がやや低い
- チタン添加によるコスト増
- 表面にTiN析出の可能性
- 入手性がやや劣る