SCM440 (クロムモリブデン鋼)

Chromoly Steel / AISI 4140 / GB 42CrMo

金属
ご利用上の注意
・本ページの物性値・特性情報は、JIS・ISO・ASTM等の公的規格およびメーカー技術資料を参照した参考情報です。実際の材料選定・使用にあたっては、必ず材料メーカーの公式データシートをご確認の上、専門家にご相談ください。
・本データベースは、設計・開発段階での材料比較・選定にお役立ていただけるよう、幅広い材料の物性情報を掲載しています。図面加工のご依頼やおすすめ材料のご提案は、お気軽にお問い合わせください。
※ 本ページに記載の商標は各社の登録商標または商標です。Inconel®, Monel®は Special Metals Corporation、Hastelloy®は Haynes International, Inc.、Vespel®, Kapton®, Kalrez®, Kevlar®は DuPont、Delrin®は TJC、Teflon™, Viton™は The Chemours Company、ジュラコン®は ポリプラスチックス株式会社、MCナイロン®は 三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ株式会社の商標です。

規格

JISSCM440
ASTM4140
GB/T42CrMo (GB/T 3077)
DIN42CrMo4 (1.7225)

材料としての特徴

  • クロムとモリブデンを添加した高強度合金鋼の代表格
  • 焼入れ性が優れ、大断面でも均一な硬度が得られる
  • 高い疲労強度と靭性を併せ持つ
  • S45Cより高い強度が必要な場合の標準的な選択肢
  • 窒化処理による表面硬化が可能

主な用途

  • 自動車のクランクシャフト・コンロッド
  • 歯車・ギア(高負荷用)
  • 高強度ボルト・ナット(10.9級以上)
  • 油圧シリンダーロッド・ピストンロッド
  • 工作機械のスピンドル・主軸

材料選定のポイント

S45Cでは強度不足、または大断面で均一な焼入れ硬度が必要な場合に選択。疲労強度が重要な回転軸や往復運動部品に適する。より高い強度が必要ならSNCM439、耐摩耗性重視ならSCM415(浸炭用)を検討。溶接は可能だが予熱・後熱処理を推奨。

この材料のメリット・デメリット

※ 以下は一般的な特性に基づく参考情報です。実際の性能は製造条件・使用環境により異なる場合があります。

メリット

  • 大断面でも均一な焼入れ硬度
  • 高い疲労強度と靭性
  • 熱処理後の機械的性質が安定
  • 窒化処理が可能
  • 入手性が良い

デメリット

  • S45Cより高コスト
  • 溶接には予熱・後熱が必要
  • 焼入れ歪みの考慮が必要
  • 耐食性がない
  • 被削性はS45Cより劣る

主な代替可能材料

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